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【番外編:なぜ大学を変えたのか?なぜ博士に進んだのか?】
2025.08.27
今回は番外編として、私、星野の博士課程進学までの経緯をお話しします!
博士課程の進学を考えている方の参考になれば幸いです!
最初に、軽く自己紹介させていただきます。
【自己紹介】
氏名:星野真生(ほしのまき)
所属:生命地球科学研究群 生命農学学位プログラム 博士後期課程1年
出身:茨城県
【実験の楽しさを知った高校時代】
私は小さい頃から図鑑や理科の資料集を眺めるのが好きで、高校は“理系の教育に力を入れている高校”に進学したいと思っていました。その希望を塾の先生に伝えたところ、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている高校を紹介していただき、その高校に進学しました。
SSHでは高校2年生からクラスが固定となり、生徒自身が研究テーマを設定して研究活動を行う「探究」の時間がありました。私は友達4人で“脱窒能を持つ細菌”に関する研究活動を行い、そこで実験の楽しさ、大変さを知りました。放課後に実験室に集まって、培地を作ったり、菌を植菌したり、プレゼン資料を準備する作業がとても楽しかったのを覚えています。この頃、実験や菌に対して“面白いかも”と感じ始めた気がします。
【細菌が持つ力に魅せられた学部時代】
希望学部は拘っていなかったのですが、“試験管をいじりたい、培養したい”という気持ちは高校2年から受験期までずっと変わりませんでした。最初は実家から通える大学で考えていましたが、“学部4年間というリミットがあるなら、せっかくならどこか遠くに行ってみるか!”と思い、唯一の未踏の地、九州(熊本)を選びました。
講義の中で、特に乳酸菌を専門にしている先生の講義が楽しく、ヤクルトなど生活にも身近であることが影響し、“乳酸菌について研究したい”と思いました。そのため、研究室はその先生の研究室を選びました。
学部時代の研究テーマは、先生が複数挙げたテーマから選ぶ、という形で、そこで私は「エクソソーム」に出会いました。エクソソームとは、細胞から分泌される膜小胞で、細胞同士の情報伝達や老廃物の排出などに関わっており、現在、医学や生物学の分野で非常に注目されています。細菌ではなく細菌が分泌するものが研究の対象なので、それを大量生産および精製するのは大変でしたが、この学部時代の研究を通して、私は細菌→細菌が分泌する膜小胞に興味を抱くようになりました。
【運命を感じた大学選び~なぜ大学を変えたのか?~】
研究室に博士後期課程(当時D1)の先輩がいたため、自然と院進学について考えるようになっていました。前述しましたが、私は“4年というリミットがあるなら”という理由で九州に来たので、学内進学する気持ちはあまり無く、学外進学を考えていました。“4年間頑張ったから、院は実家から通いたいな(親の料理が食べたいという甘え)”と思い、茨城にある別の大学を志望しました。それを所属研究室の先生に相談したところ、「もっとレベル高いところ行けるでしょ」と背中を押され、筑波大学を外部進学先として考えるようになりました。そして研究室を調べるときに、「膜小胞」をキーワードに探したところ、現在所属している野村暢彦研究室(私をメインで指導してくださっているのは豊福先生)を知りました。
ここで少し話が脱線するのですが、高校時代の恩師にも外部進学についてLINEで相談していました。恩師に「筑波大学の野村暢彦研究室が気になっている。学部時代は膜小胞について研究していたので、特に豊福先生の研究が気になる。」と相談したところ、なんと「豊福は大学時代の俺の同期だよ!何かの運命かもね!」と仰っていただき、この返答に対して私も運命を感じたため、“筑波大に進学しよう”と決めました。
【現在~なぜ博士に進んだのか?~】
“高校の恩師と指導教員が同期”ということに運命を感じて筑波大学に進学し、野村暢彦研究室に所属しました。野村研は大学内でもトップの研究環境、所属人数です。研究室で生活する中で、“このように環境や人に恵まれているのに、2年でいなくなるのはもったいないな”と思うようになりました。この思いが、博士進学を考えたきっかけです。
更に博士後期課程の先輩が多かったこと、同期も何人か「博士に進む」と言っていたこともあり、“一人じゃないから頑張れる”と前向きに考えることができるようになり、博士課程への進学を決意しました。
以上が、私の学外進学の経緯および博士後期課程進学までの流れです。
小さい頃からの理数系への興味や高校での研究活動、運命を感じた出会いなど、お金やキャリアなどを考えて現実的に進路決定をしたというよりは、その時の自分が楽しそうと思った、頑張りたいと思った方に進んだ、という感じです。
このお話しが、少しでも多くの人の参考になればと思います。
星野真生(ほしのまき)
(筑波大学大学院 生命地球科学研究群生命農学学位プログラム 博士後期課程1年)
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