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筑波大学の研究室紹介
【プロダクトデザイン領域小山研究室】未来の新しいデザインを創り出す!心理学・脳科学的アプローチによるデザイン・感性・消費者行動に関する問題を解決する
2021.11.19

プロダクトデザイン領域小山研究室
担当教員: 小山 慎一教授
Site: https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/koyamalab/
私たちの研究室では実験心理学的な手法や脳科学的な手法を用いて,デザイン・感性・消費者行動に関するさまざまな問題に取り組んでいます。視線追跡装置,筋電計,心拍計,fNIRS,fMRIなどの様々な計測装置を用いてユーザーの行動や心の動きを定量的かつ客観的に評価している点が特徴的です。今あるデザインの良し悪しを評価するだけでなく,現在のデザインの隠れた問題点を発見・解決し,未来の新しいデザインを創り出すことをミッションにしています。

人間総合科学研究科 芸術専攻
博士後期課程 3 年
Songさん
Q:研究室に入ったきっかけは
Songさん:この研究室を選んだ理由は2つあります。1つは、心理学や生理学、脳科学の研究手法を使ってデザインを客観的に評価する方法について学びたいと思ったこと、2つ目は、小山先生が豊富な研究経験を持ち、実りある研究成果を挙げられていることです。私は、学士課程と修士課程で約2年間のデザイナーとしての経験があります。デザイナーとしての経験を通じて、消費者行動や美意識に興味を持ちました。研究室ではこれらの問題について深く学ぶことができています。
Q:研究室での注目の研究をお教えください。
Songさん:私は、製品の視覚的なパターン(模様)によって引き起こされる快感や不快感に興味があります。例えばiPhone 13には3つのカメラが付いていますが、レンズの配置を見て美しいと思った人もいれば、なぜか見ていて鳥肌が立ってしまったり、むずむずした気持ちを感じた人もいると思います。草間彌生やブリジット・ライリーらの強烈な個性がある作品を見て、美しさと乗り物酔いのような感覚を同時に感じる人もいます。それらの快感・不快感はどのように作られ、お互いどのように影響しあっているのでしょうか?私たちの研究室では、心理学や脳科学の手法を用いて、その理由を探っています。
Q:研究室の雰囲気など、研究室について何かあればお教えください。
Songさん:私たちの研究室は、非常に多様でリラックスした雰囲気です。研究室の半数以上は留学生で、アジア、ヨーロッパ、中南米等、様々な地域からの学生が集まっています。私たちは主に日本語と英語を使ってコミュニケーションをとり、文化的に興味深いことを共有しています。研究室では、新入生の歓迎会などの活動を行っています。さらに、全員が研究の経験を共有し、知識を伝え合うことに喜びを感じています。私たちの研究室では、一緒に研究をする機会がたくさんあります。また、小山教授は、研究目標を達成するための実験器具の購入にも積極的に協力してくれます。毎週オンラインで先生やゼミの学生とリアルタイムにコミュニケーションをとり、学術的な議論をすることで、海外の学生の研究進捗に大きな影響を与えています。研究室の先生と学生は、海外の学生に多くの援助をし、共に困難を乗り越え、研究と学習の進歩を確実なものにしています。
Q:研究内容またはそれが生活の中でどのようなことに活かされるかをお教えください。
Songさん:私の研究テーマは、水玉模様・格子模様のような視覚的パターンに対する心理的・生理的反応の分析です。視覚的パターンがどのように快感・不快感を生み出すのかをより深く理解し、アート、デザイン、メディア、公共環境において視覚的パターンをより快適に利用する方法を探っています。そうすることによって、多様な感覚の持ち主が共生できる、多様で調和のとれた、安心安全な社会を作り出すことができるようになります。私以外の博士課程の学生は、ロボットと人間の相互作用や医薬品購入システムのデザインについて研究しています。これらの研究はロボットの外見をデザインするための基礎データとして役立てられたり、より安全な医薬品販売システムのデザインに役立てられることが期待できます。
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