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イベントのまとめと感想
研究所(IIIS KEK)バスツアー レポート(IIIS編)
2025.10.27
【研究所(IIIS KEK)バスツアー】
筑波大学BHEキャリア支援チームでは、本学の博士学生・博士研究員向けにキャリア開発を支援するイベントを多数開催しています。
今回は、2025年9月30日に開催された、「研究所(IIIS KEK)バスツアー」について、現役博士学生(D1)の星野がレポートします!
【博士】キャリア支援チーム主催:研究所バスツアー – 筑波大学 キャリア支援チーム – 就職支援
※今回はIIISのみレポートいたします。
研究学園都市として知られるつくば市には、先進的な研究・開発に携わる研究所や企業が多く存在しており、「一般公開」という形でその一端を見せてくれる所もあります。しかし、研究や発表準備でなかなか参加できない方も多いでしょう。
本イベントは、そんな博士人材の要望に応えて、つくば市内にある研究所等の訪問/見学、および研究者との交流ができるイベントです。
以下、柳沢機構長のご講演を聞いて興味深かった内容になります。(各内容のタイトルは、柳沢先生が仰っていた言葉です)良質な睡眠は健やかな生活を送るための基盤だと思います。ご講演内容は大変面白かったです。
【どんなに忙しくても、睡眠時間は確保せよ】
ある研究によると、睡眠不足が続くとうつ病やメタボ、認知症になりやすくなるという結果が出ているそうです。認知症については、「一晩の断眠で脳のβアミロイドの負荷が増加する」というデータを紹介していただきました。
またメタボについては、「4時間睡眠を2週間続けると、体重やウエストの増加および摂取カロリー/日が増えた」、その一方で「1日あたりの睡眠時間を1時間でも増やすと、摂取カロリー/日が100kcal減少した」というデータをご紹介いただきました。以上から、睡眠不足が精神面と身体面の両方に及ぼす影響を、数値を根拠に知ることができ、睡眠がいかに大切かを痛感することができました。
※βアミロイド:脳内で見られるタンパク質の断片で、特にアルツハイマー病との関連でよく知られる。βアミロイドの蓄積が神経細胞の障害を引き起こし、記憶障害や認知機能の低下など、アルツハイマー病の症状に繋がると考えられている。また、βアミロイドが細胞外に溜まることで、炎症反応や酸化ストレスが引き起こされ、神経細胞が死に至るとされている。
【皆さん、夜は部屋を暗くしましょう】
我々は外界の明るさ、暗さをブルーライトで認知しているそうです。ある研究では「夜のブルーライトは最大3.5時間も体内時計を狂わせる」と結果が出ているらしいです。体内時計を狂わせるほどの明るさとは、具体的にどのくらいなのかを柳沢先生に尋ねたところ、「10~100ルクス(字はギリギリ読めるという程度)くらいでメラトニン(睡眠誘導の働きをもつホルモン)の分泌が抑制される」とご回答いただきました。つまり、私たちが生活する部屋は明るすぎるということを知り、それと同時に“だからホテルは電気を全て点けても家に比べて暗いし、眠くなるのか”と納得しました。実践は難しいかもしれませんが、間接照明を家に導入できたら良いのかもしれません。
【学生に朝型の生活を強要するのはやめてください】
朝型であるか、夜型であるかは生まれつき、即ち遺伝子レベルで決まっていることは知っている方も多いと思います。が、それに加えて、年齢で朝型↔夜型は変化するそうです。ご講演で見せていただいたグラフでは、20代は最も夜型である人の割合が高く、それ以降は加齢とともに朝型の割合が増えていきました。柳沢先生は「大人の方々はこのグラフを知っておくべきで、若者に朝から大学に来ることを強要するのはやめましょう」と仰っていました。
毎朝9時に出勤することを負担に感じない人もいると思いますが、人それぞれ過ごしやすいリズムがあることを忘れないようにしよう、と思いました。
以上になります。
このレポートが、皆さんが健やかな生活を送る上で、少しでも参考になれば幸いです。
星野真生(ほしのまき)
(筑波大学大学院 生命地球科学研究群生命農学学位プログラム 博士後期課程1年)

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